加齢による老化で体に様々な不調が現れ始めます。
中でも関節痛は高齢者の8割が発症すると言われており、部位や症状などに様々な種類があることでも知られています。関節痛の発症が見られる部位には、顎・肩・手・指・肘・背中・腰・足・膝などがあります。中でも膝の関節痛を患う方は多く、そのほとんどが変形性膝関節症です。
変形性膝関節症とは
関節にはクッションの役割を持つ軟骨があります。この軟骨がすり減ることで膝の関節に炎症が起き、痛みが生じるのです。初期症状では立ち上がりや歩き始めといった動作で痛みを感じますが、しばらく安静にしていると痛みは引いていきます。
しかし症状が進行すると階段の昇降や、しゃがみ込むなどの動作にも痛みが生じ、安静にしても痛みが引かない状態になってしまいます。また、炎症が起きているため膝に水が溜まり、膝周辺が腫れて熱を持った状態になります。
生活習慣を見直そう
変形性膝関節症は女性に多く見られる関節痛で、原因には加齢・肥満・運動不足・姿勢などがあります。膝は一生付き合っていく部位ですので、症状の悪化を防ぐためにも生活習慣を見直すことが大切です。
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日常生活での動作
日常生活では膝に負担を掛けず、筋力を衰えさせない動作を意識することが重要です。
例えば階段ではなくエレベーターやエスカレーターを使用することで、膝に掛かる負担が軽くなります。
また、膝に負担が掛かりやすい正座はなるべく避け、トイレも洋式トイレを選ぶようにしましょう。 -
正しい食生活
肥満を解消するためには、現在の食生活を見直すことが必要です。
最近は洋食文化の流入により、栄養バランスが偏った食生活を送っている方も多いです。
まずは栄養バランスの取れた食事を心掛ける必要があります。
骨を作るカルシウムやタンパク質などをしっかり摂取できるような食生活を目指しましょう。 -
適度な運動
適度な運動には筋力トレーニング・ストレッチ・ウォーキングなどがあります。
筋力トレーニングは主に太ももを鍛え、膝関節への負担を軽減することができます。
ストレッチでは筋肉などに刺激を与え、新陳代謝の向上を図ります。
そしてウォーキングでは体力を向上させ、肥満解消などを図ります。
これらの運動は膝の状態を見ながら行うことが大切です。
痛みを悪化させないためにも、生活習慣を見直しましょう。
関節痛の対策の一つとして、整骨院・接骨院を利用することもおすすめです。
小平市にある当院は、国分寺市や東村山市など、近隣地域にお住まいの方もご利用しやすい整骨院です。整骨院をお探しの方はお気軽にお問い合わせ下さい。